

「ほうらいせん吟醸工房」は、平成16年4月に豊田市(旧稲武町)に開設された酒蔵で、日本酒の魅力を多面的に発信したいという思いが込められています。社員にとっては酒造技術の継承や研修の場であり、一般の方には酒造り体験やオーダーメイドの酒造りを通じて「わたしだけの酒」を醸す喜びを味わっていただける場となっています。すでに多くの方が人生の節目にふさわしいお酒を造り上げてきました。 設備が整っても、酒造りは依然として大変な仕事です。酒造りは冬の仕事であり、冷え込む蔵の中で米を洗い、蒸し、仕込む作業が続きます。また、器具の洗浄や発酵の見守りも欠かせません。
それでも蔵人たちは「酒造りは楽しい」と言います。その楽しさは、米と水というシンプルな原料を用い、気候や微生物などの自然の要素と向き合いながら、自分たちの技量を尽くすところにあります。吟醸工房の開設後は、焼酎や地元産の梅やブルーベリーを使ったリキュールの製造、社員による米作りなど、日本酒から派生する多様な分野へも業務を広げています。食に対する関心が深まり、一人ひとりが豊かさを求める時代の中で、これからも奥三河の地に根差し、時代や嗜好を読み取りながら酒造りを続けていきたいと考えています。



ほうらいせん吟醸工房
(関谷醸造株式会社 稲武工場)
〒441-2524
愛知県豊田市黒田町南水別713
0565-83-3601
0565-83-3583
9:30〜17:30
木曜日定休
中央道恵那ICより約50分
中央道飯田山本ICより約60分
新東名新城ICより約60分
名古屋方面からは猿投グリーンロードを使い、力石ICより足助町を経由して約40分